家に帰ってひとりになると、
「あの時あんなこと言わなきゃよかったな」
「何で自分らしくないことを言っちゃったんだろう」
「もっと違う言い方のほうがよかったかな」
と自分が変なことを言ってしまうことに対して後悔することはありませんか?
普段だったら絶対に言わないことを言ってしまったり、
その場の流れに合わないことを言ってしまう。
そういう悩みはあると思います。
私も、1日を振り返ってみて「こういう言い回しのほうが良かったのかも」と思うことがあるので、
あなたが変なことを言ってしまう悩みはよくわかります。
もし、あなたらしい伝え方ができたら変なことを言ってしまうことが少なくなるでしょう。
後悔も少ないでしょう。
今回は、変なことを言ってしまう原因とその対策を私なりに考えてみました。
その場は楽しく会話をしていても、
ひとりになって「なんであんなこと言っちゃったんだろう」と、
後悔ばかりしていたら自分が嫌いになってきますよね。
会話も楽しくなくなるでしょう。
最悪、その相手に嫌悪感を抱いてしまうことすらあります。
会話や自分、そして相手を嫌いになってしまうと、この先ひとりでいる方が楽だと思ってしまいます。
ひとりの楽を選択してしまうと、将来孤独になってしまう恐れがあります。
孤独にならないために、会話を楽しむことが大切になってきます。
目次
変なことを言ってしまう原因は緊張
普段は後悔しない会話でも、ときに後悔してしまうことがある。
この悩みの原因は緊張です。
「プレゼンとか人前での発言ならわかるけど、
彼氏(彼女)や友人でも変なことを言ってしまうことがあるんだから緊張のわけがない」
そう思う方もいるでしょう。
しかし、普段のあなたが発揮できない以上それは何かに感情が振り回されているからです。
たとえば、毎日きっちり化粧をしている人が、すっぴんのときに友人とばったり出会ったばあい、
「恥ずかしい」という感情が出てきます。
そのときの友人との会話は緊張がベースにあって、
その緊張の上で会話をすることになります。
職場で同僚と意識せずに会話できるのに、
その同僚たちの前でプレゼンしなくてはならなくなったばあい、
人前という緊張をベースしてプレゼンが開始されます。
面接などでも同じです。
見られているという緊張の上で自己紹介などをしなければならないのです。
これら緊張の原因となるものに共通するものは何でしょうか?
それは、「自分をよく見せたい」という意思が原因なのです。
「自分をよく見せたい」と思った瞬間、一気に緊張という感情が出てきます。
普段何気なく会話できる相手でも、「自分をよく見せたい」と思うのなら緊張してしまうのです。
緊張して変なことを言ってしまうのは?
自分をよく見せるというのは、自分の通常の能力以上の力を必要とします。
相手にもよりますが、普段の相手に80%でコミュニケーションをしていたばあい、
よく見せるには90~100%の力でコミュニケーションが必要となるかもしれません。
そうなると自分にかかる負担は大きいものです。
負担が大きければ大きいほど、普段のあなたとは違うことも言ってしまうことになります。
必ずしも、変なことを言ってしまうのは悪くない
緊張して変なことを言ってしまうのは、普段以上の力を出そうとするからです。
しかし、普段以上の力を出そうとするのは必ずしも悪いものとは限りません。
なぜなら、それはあなたの能力を引き出すためには必要だからです。
ほどよい緊張をつづけていくと、あなたのポテンシャルが発揮され成長へとつながります。
相手を罵倒するようなことや、その場には全くふさわしくないことを言わないのであれば、
あなたが伸びるために必要なことかもしれません。
舞台役者の方も、舞台の回数を重ねるごとに演技が上手くなりますよね。
面接であっても回数を重ねるごとに緊張しなくなるのはその理由です。
変なことを言ってしまわないようにするには
それでも、変なことを言ってしまいたくないと思う方はいると思います。
以下は、私がどんなときでも緊張しないように意識して実践している方法です。
すぐに緊張しなくなるわけではありませんが、実践していくと腹がすわるようになります。
すぐにでもはじめられるので参考にしてみてください。
常に緊張する機会を自分に与える
これはむかしからの私の癖なのですが、
私は真ん中をあえて選ぶようにしています。
たとえば、電車で座るとき、多くの人が端から座るようにしていませんか?
端から座ると隣に座るのが片方だけなので、ストレスや緊張が少なくてすみます。
しかし、そこをあえて真ん中に座るのです。
最初は両サイドに人がくるストレスや緊張がありますが、
つづけていくと何も思わなくなります。
電車だけでなく、レストランの席・駐車場などいろんな場所でも使えます。
まずは自分のペースで、自分にあった緊張を与えてみるのがいいでしょう。
「よく見せたい」と考えない
「よく見せたい」と思うから緊張するのなら、
「よく見せたい」と思わなければ緊張しないのです。
ありがたいことに私の経営する会社(ネオズアクト株式会社)がメディアに取り上げられることがあり、
その度に私自身出演させていただきました。
メディアに出演するというのは、やはり緊張するものです。
しかし、「よく見せたい」という思いを捨て、
「ありのまま見てもらおう」と考えることで、スーと緊張が抜けていくのを感じます。
自然体でいることで緊張しなくなるので、ぜひ取り入れてもらうのをおすすめします。
失敗をたくさん経験する
面接などの緊張は、何を言われるかわからないものです。
変なことを言ってしまうなど失敗もあるかと思います。
ですが失敗する機会だと思ってたくさん経験すれば、場馴れしていくものです。
それにあなたが思っているほど、
相手は失敗だとは思っていないかもしれません。
変なことを言ったとも思っていないかもしれません。
振り返れば振り返るほど後悔するかもしれませんが、意外と相手はそうは思っていないものです。
まずはいろいろな場面を失敗覚悟でチャレンジしていくことが大事ともいえます。
まとめ
冷静になればなるほど、変なことを言ってしまったと感じるものです。
そのために緊張をなるべく小さくする。
方法としては数多くありませんが、効果が期待できるものばかりです。
緊張をしなくなるだけで無駄なエネルギーを消費することがなくなり、
日常がもっと自然体になります。
あなたらしく自然体でいるだけで、あなたはもっと自由になれます。
自由に生きると人生が楽しくなります。
これからも、あなたの人生がもっと自由で楽しくなるように応援していきます。
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