職場にはいろいろな人がいます。
良い人もいれば悪い人もいます。
自分にだけ態度が違う、
仕事を押し付けられる、
職場でいじめられている、
そんなことで、あなたは今つらい思いをしていませんか?
私もかつては職場の人間関係に悩んだりしていたので、あなたのつらさは痛いほどよくわかります。
ひとりで悩んでいるならとてもつらいと思います。
会社に行きたくないと思うこともあるでしょう。
あなたは他人から好かれたい、認められたいという思いが強いのでしょう。
だからこそ、あなたは悩むのです。
しかし、そのままにしておくと決して幸せになれません。
私が今までいろんな人を見てきて、人間関係に困っている人にはいくつかの共通点があります。
そして同じように悩んでいるのも特徴です。
あなたが今苦しんでいるなら、考え方を少し変えなくてはいけません。
今までと同じ考えだと、同じ明日しか来ません。
もし、このまま何もしないでいると、現状はもっとひどいことになるかもしれません。
まわりが幸せでいる一方で、あなただけみじめな思いをするのは嫌ではないですか?
難しいことは何もありません。
行動することも必要ありません。
ぜひ生活に取り入れてみてください。
いじめられる人はいじめる人の悲惨な末路を楽しむ
日本人は強いものが弱くなるという話が大好きです。
その証拠に、
「むかし人気だった芸能人の今」なんてテレビ番組があると見てしまいませんか?
大金持ちが転落するのをついつい関心をもってしまいませんか?
優勝確実といわれたチームが弱小チームに負けるドラマなどは興味がありませんか?
学校教育で勉強した『平家物語』の冒頭である、
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
引用:manapedia 平家物語『祇園精舎・冒頭』
を暗記させられた人は私だけではないはずです。
私たちはこういった話に慣れすぎてしまい、
「強いものは弱くなるはずだ」と思い込んでしまっています。
ですが、はっきり言います。
強いものが弱くなるパターンというのは、現実的にはそう簡単にありません。
強いチームは強いままです。
もし、弱小チームに負けることがあるならば、
強いチームが時代の流れに逆らえずに弱くなるパターンか、
弱小チームが少しずつ力をつけることで弱小じゃなくなるパターンしかありません。
しかも、こういったパターンは年単位で起こることがふつうです。
今日強いチームが明日は弱いなんてことはめったにありません。
ですが、私たちは何の根拠もなく、
「明日には弱くなっている」
と思いがちです。
そして、その理由ばかり集めてしまいます。
あなたが職場でいじめられているのならば、
そのいじめる人の悲惨な末路を探しているのではないですか?
いじめを誰かに相談すると、
「そういう性格の悪い人はいつか天罰がくだるからほっときなよ」
「そういう奴は転勤すればいいのにね」
と返ってきます。
それまであなたはつらい思いをしてまで我慢しつづけるのですか?
それまであなたは、いじめてる人が悲惨な末路を辿ると信じているのですか?
いじめから抜け出すのに必要なのは相手のことを考えないこと
ちょっと難しい話になりますが、
マタイ効果というものがあります。
マタイ効果またはマタイ原理とは、条件に恵まれた研究者は優れた業績を挙げることでさらに条件に恵まれるという現象のことであり、それは科学界以外の様々な分野でも見ることができる。
引用:Wikipedia マタイ効果
ざっくり説明すれば、
もっている人はますます条件が豊かになり、
貧しい人はますます条件が悪くなる、
という法則のことです。
お金持ちであったら、ますますお金持ちになります。
人気がある人だったら、ますます人気者になります。
幸せな人は、ますます幸せになります。
そういった感じでイメージしてもらえればいいです。
残念ながら、逆のばあいはますます悪状況になっていきます。
あなたがいじめを受けているばあい、その状況はよくならないというのです。
「いつか嫌な上司が転勤するはずだ」
なんて思っていても、それは叶わないことをマタイ効果はあらわしています。
嫌な上司がいなくなっても、代わりの嫌な上司があらわれるだけです。
しかも何年先の話かもわかりません。
あなたの幸せを何年先かわからなく、さらに好転するかもわからないことに賭けるのは効率がとても悪いのです。
現実はつらいほど残酷なのです。
職場でいじめられているあなたがやるべきこと
いじめられているあなたがやることは1つだけです。
それは、いじめる人の不幸を祈らないこと。
それだけです。
別にいじめている人の幸せを思うということではありません。
いじめている人の不幸を祈っていても何も解決しないのだから、
あなたが幸せになることだけを考える、ということです。
他人のことに意識している余裕はないはずです。
あなたの時間は、そんなことのためにあるわけではないのです。
具体的に行動するなら、
上司にいじめられていてつらい思いをしていることを言ってみることです。
もしかすると、転勤の話になるかもしれません。
それでも何も変わらないのであれば、
きっぱり転職してしまいましょう。
いじめる側といじめられる側というはっきりした立場が出来上がってしまっている以上、
今の職場の環境をよくしようとするのは難しいことです。
それならばいっそ転職してしまい、新しい職場で「いじめられる立場」に入らないことが重要です。
いじめられる立場に入ると抜け出すのは難しいので、
転職してしまえばいいのです。
「またいじめられるかもしれない」
「自分は人間関係がへただから」
なんて考えることはありません。
あなたにふさわしい職場はきっとあります。
ストレスを抱え込んで働くよりも、
新たな関係を構築するほうがあなたの人生により意味があります。
あなたの人生はあなたしか輝かせることができません。
考え方をちょっと切り替えるだけの効果で、本来のあなたに変わっていくことができるでしょう。
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