仕事をする上で、真面目な性格の人はとても熱心なところがあります。
ですが、その熱心ゆえに真面目な人ほど自分に対して厳しいのではないでしょうか。
そのため、
「あーあ、またやっちゃった」
とちょっとしたミスでも落ち込んでしまいます。
まわりにも迷惑をかけているんじゃないか、と思ってしまうのではないでしょうか?
私もミスが原因で落ち込むことがあるので、ミスをすることで悩む人の気持ちはよくわかります。
ミスが原因で自己嫌悪に陥るのはとてもつらいですよね。
もし、あなたが真面目な性格であれば、もっとつらいと感じていると思います。
そこで今回は、真面目だからこそミスが多くなってしまうあなたが捨てるべきものをたった1つ紹介します。
あれこれたくさんのことをする必要はありません。
まずは今日から簡単に捨ててみることで、スッキリと明日からの仕事をすることができるはずです。
このままずっと変わらないでいると、真面目なあなたは自分を責め続けることでしょう。
最悪、職場で邪魔な存在なんじゃないかと思ってしまうこともあります。
仕事そのものを嫌いになってしまうことだってあります。
そうならないために今すぐできることをして、ミスを減らすことをしておくべきです。
目次
真面目だけどミスが多い人の特徴
真面目であってもミスが多い人はどのような特徴があるのでしょうか。
自分の責任だと思ってしまう
責任感が強いことはいいことです。
ですが、あれも私の責任、これも私の責任など強く持ちすぎていると、
ミスをしたときに自分を強く責めてしまうことになります。
次のミスにつながらないようにフィードバックできるならいいのですが、
同じミスを繰り返してしまうと落ち込むほどになってしまいます。
また、責任感が強すぎると、ミスをしないためにあらゆる情報を取り入れようとします。
そのせいで、かえって情報が多くなりすぎてシンプルにできることも複雑にしてしまい、
ミスを再発してしまうことにつながります。
神経質になってしまう
ミスに対して神経質になりすぎると、自然体で仕事をできなくなります。
簡単にできるくらいのスタンスがミスが少ないのですが、
神経質でいて無駄なことを考えてしまうとミスにつながってしまうことになります。
教えるなど誰かに見られていたり業務が新しくなったなど、
緊張がともなうとさらにミスを招いてしまいます。
自分のスケジュール通りにしようとする
きっちりこの時間までに終わらす、
この順序で仕事をする、
この道具をつかう、
など、自分なりにルールをつくってしまいがちなのが真面目の人です。
ルールをつくることで作業効率は上がるのですが、
ちょっとしたイレギュラーなことが発生すると作業が遅れてしまいます。
イレギュラーも含めたスケジュールを立てていないばあい、
焦りやスケジュールを立て直しをすることに気を取られてしまい、
ミスにつながることがあります。
ミスをしないことにこだわる
真面目な人に多いのがミスをしないように仕事をするところです。
仕事なので完璧にこなすのがもちろんですが、
「完璧にこなそうとする」のと「ミスをしないようにする」とは、
同じようでもまったく別の意識になります。
完璧にこなそうとするのは良い仕事をするためにプラスの力として働きますが、
ミスをしないようにするのは自分の身を守るためのマイナスの仕事になります。
ミスばかりに意識がいくと、不思議とミスを誘発してしまうことにもなってしまいます。
情報に反応しやすい
真面目な人ほど情報に対して敏感です。
会社ではさまざまな情報が入ってくるでしょう。
そのすべてを処理しようとしてしまうのも真面目な人の特徴ともいえます。
すべての情報を処理するのは不可能とはいいませんが、
そのことに気を取られていると、本来の業務に100%の力を発揮できなくなってしまいます。
ミスを減らすために捨てるべきもの
真面目な人のミスに対して、
「メモをとれ」
なんて馬鹿みたいなアドバイスをする人がいますが、
そういう人は人間関係や社会経験が少ないので聞く必要はないです。
真面目な人ほどメモはとっています。
じつは真面目な人ほど情報を減らすべきなのです。
求人情報サイトを運営するディップ(株)の調査によると、
仕事でミスをするのは、月曜日と金曜日に多い結果が出ています。
これは情報の処理ができていないことが原因であることが多いです。
月曜日から木曜日までの溜まった情報が処理できないでいると、金曜日にミスが多くなります。
月曜日のミスは、土日の休みの情報がうまく仕事モードに切り替える処理がうまくできていないことが原因です。
それでは、真面目でミスが多い人は何をしたらいいのか?
それは簡単、無駄な情報を捨てることです。
無駄な情報が頭の中を占有していると、そのことに意識がいってしまい100%で仕事ができなくなってしまいます。
たとえば、
あなたはが恋人と付き合いはじめたときのことを思い出してください。
そのときの仕事は上の空でしたよね?
「家の戸締まりちゃんとしたかな」
そういった仕事以外の心配事に気を取られていて、仕事に身が入らない経験をした覚えはないですか?
こういうことを考えているときというのは、誰にでもあるものです。
そして、真面目な人ほどこの「仕事以外の情報」占有率が高い傾向があります。
ですので、この「仕事以外の情報」をいかに捨てるかが大事なのです。
もちろん、すべての仕事以外の情報を捨てることはできません。
少しでも減らすことができるのなら、それだけでも十分効果的といえるでしょう。
無駄な情報を捨てる方法
余計な情報を捨てることの方法はありません。
あなたに合った方法を見つけていくことが正解になります。
参考として、私が実践する方法を4選紹介します。
お金もかからず簡単なものばかりなので、ぜひ取り入れてみることをおすすめします。
1番効果があって即効性があるものは情報を制限することです。
テレビやSNSなどの時間を減らすことで、無駄な情報を減らすことができます。
テレビなどは視聴率を上げるための仕掛けがたくさんあります。
たとえば、
「来週につづく」といった仕掛けは、次に観るまでずっと頭の中に無意識に残っています。
その間、どうなるんだろう?とあなたの頭を支配しつづけます。
当然、仕事に集中できるわけもありません。
テレビの時間を減らすだけで、簡単にあなたの頭をすっきりさせることができるのでおすすめです。
経営者にテレビを観ない方が多いのは、
こういった無駄な情報を入れないためでもあります。
まったく観ないというのは極端ですが、
なるべく完結する番組を観るようにするなど工夫することで頭の支配を減らすこともできます。
無駄な情報が入ってしまい仕事中に考えてしまうのであれば、
とにかく忙しくすることが効果的です。
人は暇があると余計なことを考えてしまいます。
ですので、なるべく自分に暇を与えないようにすることで、無駄な情報が浮かぶのを阻止することができます。
仕事中ならなるべく動いたり、手を動かしたりします。
仕事以外の情報を共有しない同僚と話すこともいいでしょう。
どれだけ自分に仕事モードを課せるかが重要になってきます。
また、休憩中ならスマホを触らないようにしたりします。
仕事以外の話が出そうな相手とは話さないようにすることもおすすめです。
職場では仕事モードをつくっておくと、会社から評価をされやすいのでぜひ取り入れてみるといいでしょう。
矛盾しているようですが、ひたすらボーとするのも効果があります。
これは、会社ではできないので、帰宅後にするのがおすすめです。
ひとりの時間や、
お風呂に入っているとき、
寝る直前、
などボーとすることで、頭を整理する時間をつくります。
私は温泉によく行くのですが、
その目的は体を温めに行くのではなく、もっぱらボーとしに行くのが目的です。
5分でもボーとする時間をつくるだけでも、頭の中が空っぽになった気分になるのでおすすめです。
瞑想の効果は一流のビジネスマンが取り入れているので、試してみる価値はあります。
瞑想も会社では難しいので、帰宅後に行うのがいいでしょう。
以前の記事に、Appleの共同創業者でもあるスティーブ・ジョブズも実践する、ヴィパッサナー瞑想を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
真面目な人というのは、情報に対しても真面目に取り入れてしまうところがあります。
アンテナは張っていることはとてもいいのですが、処理が間に合わないと集中力を奪ってしまいます。
そうならないために情報を管理する必要があります。
簡単にできるものを今回紹介しました。
この機会に、
【あなたが本当にほしい情報だけを入れる】
【無駄な情報は早めに処理する】
を意識するだけで、あなたの仕事のミスはグッと減ることでしょう。
将来あなたのミスが減り、仕事でもっと活躍できることを応援しています。
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