【注意!】親の老人ホームを探すためにチェックすべきこと

老人を抱えて介護している介護士 ためになる

こんにちは。

40代は自分の問題だけでなく、親の問題も考え始めなければならなくなります。
親の老後が1つでしょう。
私は高齢者のサービス事業も運営しているため、
さまざまな高齢者施設を見てきました。

安さを売りにしているところであったり、
高級感を売りにしているところ、
「虐待がない」と謳っているところであったり、
それはさまざまです。

今回は、高齢者事業を運営している私が、
私だったらここに自分の親を預けたいと思う介護施設を紹介します。




介護施設に入るには

親の介護施設を探しているけど、どこを見ればいいかわからない
そういったご相談をいただくことがたくさんあります。
いざ、決めるとなると結構労力がいるものです。
大ざっぱな流れだけをお話しするので、こういった仕組みなのかと理解していただけると思います。

要介護度

まず介護施設は誰でも入れるわけではなく、介護保険制度によって要介護認定がされます。
介護度には要支援1,2~要介護1~5があります。
この介護認定は、お住まいの市区町村役場の窓口で申請できます。
そして大きく、
介護付き有料老人ホーム
老人保健施設(老健)
特別養護老人ホーム(特養)
グループホーム

の施設種別があります。

介護付き有料老人ホーム
要支援1以上が条件。
老人保健施設(老健)
要介護1以上が条件。
特別養護老人ホーム(特養)
要介護3以上が条件。
グループホーム
要支援2以上が条件。
となっており、いずれも65歳以上が入居条件です。
ただし、特定疾病に罹っている場合は介護保険の適用が可能になります。

また、施設ごとの医療行為が決まっているため、入居される人の適切な医療行為が可能かをあらかじめ確認しておきましょう。看護師も配置人数や常駐しているのかどうかもチェックするとよいでしょう。

老人ホームに入居するばあい、保証人や身元引受人が必要になります。
いない場合は、保証人・身元引受人が不要な老人ホームを探すか、保証会社に依頼するなど方法もあります。

施設が決まったら

資料請求や問い合わせをしましょう。
近いからといってその施設に決めるのではなく、2,3資料請求して比べることをおすすめします。

いくつかピックアップしたら見学します。
老人ホームは大切な親の第二の住まいです。
簡単に決めたりせず、一度見学して説明をしてもらい雰囲気を知ることが必要条件です。
スタッフの印象や態度、
居室・共有スペースの確認などもチェックしましょう。

契約になります。
契約時、ケアマネージャーや親族と一緒に面談することが多いです。
その施設に馴染めるかどうかといった人柄や、
その施設のケア・医療を十分してもらえるかといった身体的な面談となります。
問題なければ入居です。



見るべきチェック項目

笑顔の女性看護師

これだけはチェックしてほしい、というものを挙げておきます。
注意しないと意外と見えない部分なので、時間をかけてでも調べておきましょう。

しっかりと見学させてくれるか

ホームページや資料では魅力的に見えるものです。
入居者獲得のために良い写真や良い意見だけを載せています。
あるていどのギャップは仕方がないのですが、
見学をしっかりと時間をかけ、大きく違うギャップがないかをチェックしておくようにしましょう。

フロアは清潔か

フロアは入居者同士が食事をしたり、レクリエーションをする空間です。
その空間が衛生的でないと、さまざまな感染症にかかるリスクも高くなります。
また、清潔ということに気をつけることができない職員が多いと、
入居者の服装が1日パジャマだったり、
洋服のまま就寝、といったこともありえます。
清潔であるかどうか、これも見学でチェックすべきでしょう。

タクシーの運転手が施設の場所を知っているかどうか

新しくできた介護施設は別ですが、
何年か経過している介護施設をタクシーの運転手が知っているかを把握しておきましょう。
入居者が病院受診や銀行など、
何か外出したりする際は多く介護タクシーが利用されます。
もちろんご家族が付き添うこともできますが、毎回そうもいかないでしょう。
しかし、タクシーの運転手が施設の場所がわからないと、
スムーズに施設に戻れなかったりして入居者の負担になります。
他に、ご家族以外の方が面会に行くとき、タクシーが場所を知らないでは困ります。
緊急もあるため、タクシー運転手が知っているかどうかを確かめておくとよいです。

夜勤は看護師が常駐しているか

日中は看護師はいるのがほとんどです。
しかし、夜間の看護師はどうでしょうか。
施設にもよりますが、ほとんどの施設は看護師の配置は義務化されておりません。
そのため、看護師不在で介護士が夜勤をしている施設が多いです。
転倒事故や急変は、職員の少ない夜間帯が多いです。
夜間事故があった場合、
様子を見るのか救急車を呼ぶのかの判断はやはり看護師の方が慣れています。
痰出る時は原則看護師しか吸引できません。
夜間帯は、看護師がいるのか。
いるのであればそれは施設に常駐しているのか、自宅待機か。確認しておきましょう。

夜勤は入居者何名に対して職員何名なのかを知っておく

夜間は介護士がする施設が多いです。
そして何かあるのも夜間が多いです。
現在、夜勤に1人しか介護士がいなくても違法ではありません。
そのため入居者5人に対して夜勤1人でも、入居者25人に対して夜勤1人でも合法なのです。
したがって1人の夜勤介護士がみる人数が多いと、
その分1人の入居者に対してのケアに時間をかけられなくなります。
「うちの親は自分でやるから大丈夫」
と思っていても、夜間は何があるかわかりません。
対応に時間がかかると助からなくなることもあります。
しっかりと確認しておく必要があるといえます。

まとめ

地方にいけばいくほど、いくつも施設を運営している会社が目立ちます。
いくつも施設を運営しているからといって、それは必ずしも入居者にとっていいものとは限りません。
親を施設に預けるという場合、上に挙げたチェック項目を確認して、
安心して過ごせる場所を探してあげましょう。
その安心は、あなたの安心にもなるでしょう。











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