学校や職場で、人の輪があると入れない。
休憩時間や職場での雑談では、ぽつんと輪の外にいる。
人の輪に入れても、なんとなく居心地が悪い。
そんな悩みは新人の学生や社会人だけではありません。
「会社にはお金を稼ぎに来てるんだから人の輪に入れなくてもいい」
と頭では考えていても、
実際に自分ひとりが人の輪に入れないでいるとつらくなってくるものです。
人の輪に入れないだけで、
「もしかして、私の悪口?」
「さっきの発言がまずかったかな」
「自分はダメだ」
などと、そうでもないのに自分のことだと思ってしまったことはないですか?
そこで今回は、人の輪に入れない人の原因と簡単にできる無理のない対処法を紹介します。
人の輪に入れないときの原因は何なのか。
そして、その原因を知ることで自分はどのように振る舞えばいいのかを紹介します。
よくあるアドバイスに、
「人の輪に入れなくても無関心でいていい」
なんてことがありますが、本当に深刻に悩んでいる人からすればそんなに簡単な話ではありません。
そのときはうまく乗り切れても、
いじめられないか、仕事上のコミュニケーションで支障がでないか心配になるものです。
私も学生時代は人の輪に入れない性格でした。
ですから、あなたが人の輪に入れないときの悩みはよくわかります。
そのときの体験を踏まえて原因と対処法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
人の輪に入れない人の原因
学校や職場において、人の輪に入れない人の原因は何があるのでしょうか。
代表的な7つを紹介します。
新しい人だから
学校や職場、新しいコミュニティに参加すると、新人は人の輪に入りにくいという特徴があります。
新人自信もそうですが、まわりも受け入れるために様子を見ていることがあります。
新しい人の原因には、
すでにグループが出来上がっている
グループから声をかけてくれることを待っている
グループでも新人を輪に入れようか気を遣っている
などが考えられます。
新人だからといって、すべてがあなたに原因があるとは限りません。
ですが、「最初が肝心だ」と思って焦ってしまうことも自分を追い込んでしまう原因になってしまいます。
話かけにくい雰囲気がある
話しかけにくい雰囲気があると、すんなりと人の輪に入りにくいものです。
話しかけにくい人の特徴として、
つねに無表情
ネガティブ発言が多い
スマホばかりいじっている
などがあります。
せっかく、人の輪から話しかけようと思っていても、
無表情でそっけなかったりスマホばかりいじっているようでは、そのチャンスを逃すことになってしまいます。
共通点が見つからない
人の輪と共通点が見つからないと、話に入りにくいでしょう。
仮に人の輪に入れたとしても、共通点が少ないと居心地が悪い輪になってしまうでしょう。
共通点が見つからない原因として、
雑談を好まない
他人に興味がない
聞くことより自分が話すことの方が多い
などが目立つことでしょう。
自分のことばかり考えてしまうと、どうしても他人からは良く思われません。
話がつづかない
話がつづかない人は、それが原因で自分から人の輪を避ける傾向があります。
話がつづかないことで自分をセーブしてしまうと、積極的に人とのコミュニケーションを取らなくなってしまいます。
話がつづかない人には、
事実だけを話してしまう
失言を気にする
相手に気を遣って言葉を選んでしまう
などの特徴があります。
言いたいことばかり言うのは嫌われてしまうものですが、
反対に、相手に気を遣いすぎると言葉を選んで話すことが少なくなってしまいます。
他人の話を否定してしまう
誰でもそうですが、話を否定されるのは気分がいいものではありません。
他人の話を否定してしまう人は、他人から認められることが少なくなってしまうでしょう。
話を否定する人は、
不安が強い
負けず嫌い
嫉妬深い
があります。
自分が見捨てられたくないという不安が強いと、
他人に対しても否定感が強くなってしまいます。
嫌われてると思ってしまう
嫌われてると思ってしまう人は、人の輪に積極的になれません。
ちょっとしたことで自分に責任があると考えてしまうからです。
嫌われてると思ってしまう人には、
空気を読み過ぎる
他人のイライラが自分の原因と考えてしまう
会話が終わったあと、「今の発言まずかったかな」と反省してしまう
などがあります。
嫌われている人は、人より神経を遣っているので疲れやすい特徴があります。
無理に人の輪に入ろうとすれば、さらに人間関係で疲れることになるでしょう。
自分から入っていく勇気がない
自分から入っていく勇気がないと、人の輪に入る機会が少ないでしょう。
「誰かが誘ってくれる」と待っているだけでは、なかなかコミュニケーションが広まりません。
自分から入っていく勇気がない人は、
主体性がない
失敗や傷つくことを恐れる
人の目が気になる
ことでしょう。
自分から人の輪に入っていくことに慣れていない人は、
入っていく一言やそのあとの会話を実際よりも難しく考えてしまうところがあります。
ひとりになってしまったときの心のあり方
ここからは、
ひとりになってしまったとき、
人の輪に入れないときにどうすればいいのかを紹介します。
頑張って人の輪に入っていけばいいという対処法は
あなたの良さを活かしていないので、
仮にそれで人の輪に入れたとしても話をつづけることがつらく感じてしまうかもしれません。
あなたはあなたの良さがあります。
それを活かして、それでも人の輪に入れないのであれば無理に入る必要はないでしょう。
そのためには、あなたの良さを活かすことが大事です。
人間関係で大事なのは、あなたがどういう人かを知ってもらう必要があります。
コミュニケーションが得意な人なら、
「自分はこういう人間だ」
と表現できるでしょうが、
そうでない人にとっては自分を表現するのが苦手な人も多いと思います。
そこで、物理的に表現することがおすすめです。
たとえば、
ディズニーのキャラクターのグッズを身につけている人がいるとします。
その人は何も語らずに、自分はディズニーが好きというのを表現しています。
そのディズニー好きは話のとっかかりにもなりますし、
ディズニーが好きな人を自然と引き寄せることができます。
それだけでコミュニケーションが短縮できるのです。
もちろん、ディズニーでなくてもかまいません。
あなたが好きなものを表現すればよいのです。
アニメが好きなのであれば、そのアニメのキャラクターでもいいでしょう。
あなたが好きなものを全面に押し出せばいいのです。
「自分には好きなものがない」
そんな人もいるでしょう。
そのような人は、話やすそうな人に話かけてみるのがおすすめです。
人の輪に入っていくのはハードルが高いかもしれません。
ですが、そのなかの1人にでも話しかけることができれば、
その人が輪のなかであなたのことを共有してくれるでしょう。
もしかすると、グループ内であなたがどういう人かをうかがっていたのかもしれません。
あなたがどういった人かを伝えることができたら、
グループの方からあなたに誘いがくるかもしれません。
反対にすぐには誘いがこないこともあるでしょう。
ですが、1人でも輪の人と話ができたことを感謝して、
焦らず気長に待ってみることも重要です。
お礼は必ず返す
お礼にお金は使わない
もし、あなたが人の輪に入れたとしましょう。
そのときに気をつけてほしいことが3つあります。
それに気をつけるだけでも十分、人の輪を維持することが簡単になります。
できるだけ、共通点を探しましょう。
共通点は仲間意識を深めます。
どんな人でも、
地元でも、
趣味でも、
性格でも、
何かしら1つは共通点が探せばあるものです。
どんなに小さくてもかまいません。
その共通点をどれだけ探すことができるかが、人の輪を保つことに重要といえます。
グループ内のお礼は必ずすべきです。
お礼は縄張り意識に必要なものです。
グループ内だから必要ないのではなく、
グループでいるからこそお礼に神経を使うことをしてください。
お礼といっても物でなくてもかまいません。
してくれた感謝に対して、感謝でお返しすることで関係性がより深まります。
注意点として、お礼にお金を渡す人がいますがこれはおすすめできません。
たしかに、お金でお礼をする方が簡単です。
ですが、人の輪というのは協力関係で深まります。
同じ輪の人にお金のやりとりをしてしまうと、強力関係が成り立たなくなります。
輪の外との関係ならお金のやりとりはいいのですが、
輪の内の関係では、
サポートならサポート、
贈り物なら贈り物、
と同様のものでお返しすることにしてください。
これを意識するだけで、人の輪に困ることが少なくなります。
人間関係において重要なことなので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。
うつ症状専門のトレーニングだから働き続ける力が身につく【atGPジョブトレ うつ症状コース】
まとめ
人の輪を簡単に入れる人もいれば、そうでない人もいます。
入れないからといってあなたに問題があるわけではありません。
人の輪の特徴を知らないだけなのです。
人間関係がよくないと、学校や職場も楽しいものと感じられなくなってしまいます。
人の輪の特徴を知って、学校や職場で楽しいと思える時間が多くなることを応援しています。
コメント