「みんなと違うことをすると、悪口を言われるからまわりと合わせている」
そんなことを思いながら、仕方なくやっている。
あなたも悪口を言われたくないからと、まわりに気を遣いながら行動していませんか?
日本人はまわりとの協調性を大事にする傾向があるので、
他人よりちょっと違ったことをするだけでまわりの目が冷たくなります。
職場や学校では、
「自分の意見を大事にしなさい」
と言われるけど、実際自分の意見を押し通すとまわりから悪口や非難を受けることになります。
そんな葛藤に戸惑いを感じたことは誰にでもあるかと思います。
それでは、職場や学校ではどのように振る舞えばいいのでしょうか?
悪口の対象になりやすい人として、経営者がいます。
そこで今回は、悪口を言われる人の特徴と悪口との正しい付き合い方を紹介します。
悪口を言われて誰しも嬉しいと感じる人はいないでしょう。
ですが悪口と正しく付き合うと嫌なイメージがなくなり、悪口を言われたら勝ちとも思えるようになります。
悪口は嫌だからと面白い対処をしてしまうと、悪口を言った相手は喜んでいるものだと思ってさらに悪口の温床をつくってしまうことになります。
誤った対処法をすればその場は切り抜けられます。
ですが、あなたをますます苦しめることになるでしょう。
そうならないために、悪口ときちんと向き合ってみることが大事です。
目次
悪口を言われる人の特徴
まずは悪口を言われやすい人の特徴をみていきましょう。
代表的な5つを紹介します。
孤立している人
孤立している人は、悪口の標的になりやすい特徴があります。
仲間がいないことを理由に、悪口は加速していこともあるでしょう。
孤立しやすい人には、
空気が読めない
職場・学校などでトラブルを起こした
コミュニケーションがない
などがあります。
孤立しやすい人というのは悪口のネタになるものが多いので、最悪いじめやパワハラにまで発展してしまうこともあります。
自信がない人
自信がない人というのも悪口を言われやすいです。
自信がないので反撃してこないというのをいいことに、悪口はひどくなることもあります。
自信がない人は、
緊張しやすい
自分で決められない
他人の顔色をうかがう
などの人は自信がない人と見られがちです。
自信がない人は反撃することがないので、ますます悪口の標的となってしまいます。
優れたものを持っている人
優れたものを持っている人は、まわりから嫉妬されやすいです。
嫉妬はばあいによっては悪口となることもあるでしょう。
優れたものを持っている人として、
仕事や勉強ができる
お金をもっている
同年代で出世している
などの特徴があります。
自分では達成できないものを他人が持っていると嫉妬の対象となりやすいものです。
目立っている人
目立つ人というのも悪口を言われやすいです。
目立つということは、それだけ良いことや悪いことも人の評価を受けやすいものです。
そういった人というのは、他人の悪口の標的になるばあいがあります。
目立つ理由として、
他人より優れたものを持っている
まわりから可愛がられている(味方が多い)
欠点が多い
などがあります。
目立つとそれだけ他人の注目を集めます。
悪口もそれだけ増える可能性も高くなります。
コンプレックスがある人
コンプレックスがある人は悪口を誘発しやすいです。
容姿など見た目でわかるコンプレックスは特に悪口になりやすいでしょう。
コンプレックスは、
容姿
性格
学歴や経歴などの経験
などがあります。
多くの人がコンプレックスをもっています。
そのコンプレックスにつけ込んだ悪口は、エスカレートしていくといじめにも発展しやすくなります。
悪口を言われたら勝ちと思う理由とは
悪口を言われて気持ちいいものではありません。
しかし、悪口を言われることは気持ちいいものではありませんが、
悪口を言われる存在であるということは、とても大きな意味があるのです。
話題になっている
悪口を言われるというのは、今あなたがまわりから話題になっている存在だからです。
無関心な人には悪口は言いません。
人間、無関心というのが1番つらいのです。
そもそも、なぜ人は悪口を言うのでしょうか?
それは悪口を言う人はまわりから取り残されるという、孤独や無関心の恐れから悪口を言うのです。
まわりが優秀だと取り残されてしまいます。
そうなると、その人だけ孤独や無関心を受けるのです。
そうならないために悪口を言うのです。
逆に言えば、悪口を言われる人というのは、取り残す恐れのある人ともいえます。
だからこそ、標的にされます。
これが、悪口を言われたら勝ち!という意味なのです。
幸せである
悪口を言うのは、自分が取り残される恐れがあるからと説明しました。
取り残されると不幸になるとわかっているからです。
不幸になりたくないから、悪口を言って幸せな人を陥れる。
そう考えるのです。
ですので、悪口を言われるというのは、幸せな人であるともいえます。
もし、あなたが悪口を言われているのであれば、
今自分は幸せなんだと実感してください。
幸せを感じられないと、幸せな人を妬むことになってしまいます。
悪口を悪口で返さないようにするには、これが大切です。
悪口でしか戦えない相手
あまりにも自分とかけ離れた存在の人というのは、その分野では勝てない人でもあるのです。
たとえば、
年収10億円の人には年収では勝てない
天才アスリートにはそのスポーツでは勝てない
SNSフォロワー100万人の人にはSNSでは勝てない
そういった自分の分野で勝てない人がいると、悪口を言うことでしか戦えない人がいます。
本当は、その分野で活躍している人から学ぶべきですが、それをしません。
相手を下げることで自分にも勝てると勘違いしているのです。
ですから、あなたが悪口を言われているのであれば、
相手は自分には敵わないから悪口を言っているんだな、と誇りに思ってよいでしょう。
敵味方がわかる
悪口を言ってくるかどうかで、あなたの行動に応援しているかしていないかがハッキリわかります。
たとえば、
あなたが何か新しいことにチャレンジしようとします。
そのときに、あなたを応援してくれる人は悪口を言いません。
ですが、あなたを応援しない人は悪口を言って阻止しようとします。
応援してくれる人か応援してくれない人かは、あなたを助けてくれる存在かどうかの重要な分かれ目です。
いくら悪口を言う人に対して救いの手を差し伸べても、助けてくれる可能性は低いでしょう。
それを悪口を通して知ることができるのです。
経営者の話になりますが、経営者は時として救いの手が必要になるときがあります。
そのときに応援してくれる人かどうか判断できるのです。
課題・気づきを教えてくれる
悪口をただ悪口をして捉えてしまうと何も得ることがありません。
しかし悪口から学ぼうと考えるようにすると、気づきを得ることができます。
たとえば、
「優柔不断」と言われたばあい、それは「決断力がない」と言っていることと同じです。
この決断力がないというのは、あなたにとって弱点でもあるわけです。
「自信がない」と言われたばあい、それは「もっとたくさん経験を積め」と言われているのです。
これらの弱点というのは、あなたにとって成長できるための要素です。
社会に出ると、弱点を指摘してくれる人とはなかなか出会うことはありません。
しかもタダで弱点を指摘してくれる。
これはどんなにありがたいことでしょう。
一流の対処法
悪口へのアドバイスとして、
一般的に悪口を言ったやつは評価が落ちるから気にしてはいけない、なんて言われたりします。
ですが、悪口から何か1つでも学ぼうと考える一流の人たちは、
「悪口を言ったやつは評価が落ちる」とは考えません。
なぜなら、悪口を言う相手のことを考える必要はないですし、
相手の評価が落ちるなんてネガティブなことも考えません。
大事なのは悪口を通して何が得られるかです。
自分の今の立場を知ることができますし、
自分の弱点も知ることもできます。
そして何より大事なのは、どんな悪口を言う人であっても学べることはたくさんあります。
悪口を言う人に対しても感謝の気持ちでいることはとても重要なことです。
まとめ
いかがでしたか。
悪口を言われない人はいません。
悪口をうまくつきあうことで、これからの人生にとってプラスになっていくことでしょう。
あなたの人生で悪口を活用すれば、もっと成長が早くなることは間違いないでしょう。
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